和歌山城を臨む文教地区にあるマンションで、ご家族皆様にとって便利でお気に入りの場所です。一番大切なご要望は「お子様方と一緒に過ごす時間を大切にしたい！」でした。限られた空間の中で3人のお子様方の子供部屋を設計するにあたり、空間を縦に区切る「ロフト」を採用しました。籠り感のあるロフト部分は好きな玩具や本に囲まれた自分だけのお城です。それぞれの子供部屋へはLDKからアクセスする間取りにしました。自然にご家族全員がLDKに集まり楽しい会話が溢れていきます。ご家族で過ごすLDKは広々とご使用いただくために背の高い家具を壁際に設置しつつ圧迫感の出ないデザインにしました。相談当初より気にされていたLDKの梁とダクト配管用の下がり天井は家具と間接照明用の造作天井で存在を消しました。

 

奥様もお仕事をされているので、朝や夜の時間を有効に使っていただくために洗濯機もシステムキッチンにビルトインしました。コの字型のオープンキッチンはご家族皆様で作業することも可能です。一日二回入浴されるほどお風呂好きのお子様方のために浴室はサイズアップしました。浴室用のテレビも設置しましたので、ついつい長湯になってしまいます。ご家族の衣類を中心とした荷物はウォークインクロゼットにまとめて収納しました。ホールは既存よりも少し広くし、お客様をお出迎えするのに十分なスペースを確保しました。主寝室にはコンパクトですが、書斎コーナーも設けました。